ECO24
 アスベスト無害化処理工法の概要について
 「吹付け石綿」とは、石綿にセメント等の結合材と水を混合し、吹付け機を用いて吹付けたものである。
石綿の種類にはクリソタイルのほか、現在では使用されていないクロシドライトやアモサイトがあり、梁、柱、壁や天井の防火・耐火・吸音性能等を確保するため幅広く使用されてきた。
 なお、吹付け石綿は、石綿を1%以上含有する「吹付けロックウール」、「吹付けひる石(吹付けバーミュライト)」、「パーライト吹付け」、「発砲ケイ酸ソーダ吹付け石綿」等を含み、規制の対象となっている。
 この度、セラミックの特徴(約600℃までの耐熱性・他材の追随を許さない浸透性・耐候性・安全性・施工後の固化効果による構造物の半永久的な材質保護)を活かした、独自の施工技術を活用したまったく新しい吹付けアスベストの含浸固化処理工法をご紹介致します。
 新施工処理工法:「CAS工法」
 アルファベットのCはセラミック(Ceramic)、Aはアスベスト(Asbestos)、Sはアスベストを包み込むの意ソリディフィケーション(Solidification)のそれぞれの頭文字を取ってアスベスト含浸固化処理「CAS工法」とし、キャス工法の呼び名称としている。
 吹付けアスベスト「CAS工法」による含浸固化処理の概要
(1) 使用固化材料の特徴
@ シリコンレジンを主成分とする、ポリシロキサン結合セラミック材である。
A 耐熱性(500℃までは異常なし、その後表層に変化が生じ、650℃以上で一部亀裂が発生し、その後温度上昇とともに融解する。)
B 浸透性に極めて優れ、吹付けアスベストの表層より全層にわたって浸透する。
C 密着性に極めて優れ、乾燥後は適度の硬度を発現、構造物の材質保護に半永久的な効果を発揮する。
D 安全性に優れた成分構成で、施工作業終了後は人体に対する影響は全くない。
E その他、耐候性、揮発性、防汚性および耐薬品性等に優れる。

(2) 使用固化材料
<製品名> エコベスト
<成分> シリコン樹脂:シリコンレジン、無水アルコール、n−ヘプタン
<安全性> 別紙の製品安全データ参照。

(3) 使用固化材料の所要量
 既設吹付けアスベスト15mmの場合について、下記2工法を列記する。

@ CAS工法T エコベスト  2.0 L/u
この工法はどんな作業現場にも適用できる施工法である。
A CAS工法U エコベスト 1.0 L/u
活性水素水(クラスターの小さな水) 5.0 L/u

(4) CAS工法による施工処理方法概要
@ 既存吹付けアスベストの表層・層間の不具合部分の事前処理および補修
A 乾式工法は低圧、ノズル吹付け機により固化材を表層より浸透・含浸作業を行い層全体の含浸固化処理を行う。
柱・梁は上部より実施する。天井面はどの部位(位置)からでも作業可能である。
B 湿式工法ではクラスターを小さくした水道水を利用、水道の流水圧により固化材を吸収し、水と混合した状態で表層より浸透・含浸作業を全体に行う。
柱・梁は上部より実施する。天井面はどの部位(位置)からでも作業可能である。
*上記の乾式、湿式双工法とも吹付けアスベストの含浸固化処理のみでなく、アスベスト成形品すべての外装の屋根、壁材をはじめ、内装の天井、壁材、間仕切り材と現在の使用機能(耐火・防火・吸音効果等)を低下させることなく含浸固化処理ができることが特徴である。
C 吹付け終了後全体をチェックし、表層にレベルムラがある場合等は吹付けアスベスト表層に固化材を部分的に吹付け、こて等で必要に応じて軽く押さえを行う。
D マイクロスペースによるアスベスト層内の検査。
E アスベストCAS工法による含浸固化処理作業完了。